タイヤ【1】

車は、タイヤがなくとも走ることはできます。

車輪はホイールやウィールと言われますが、車も車輪があれば動けるわけです。

タイヤはこの車輪を動かす上で、もっと効率的に、またもっと快適にということに焦点を当てた方向で発明され、発達したものです。

そしてタイヤありきでホイールもまた、発達していったのです。

いまでは車には様々はホイールがありますし、そのホイールとの相性や用途によって様々なタイヤもあります。

車輪とタイヤ

この車輪は人類が使い続ける道具の中でも、最大の発明の一つといわれてます。

モノを移動させるには、滑り摩擦よりも転がり摩擦の方が小さいことから、その力を応用すればもっと容易であるということは古代エジプトの時代から知られていました。

ピラミッドに使われる大きな石を運ぶのに、下に丸い木のコロを強いて運搬している絵などを見たことがありませんか?

あのようにすると運搬が効率的になります。

いまでも満足な道具が無い時にはテコを使ってモノを移動することは良くありますし、丸いものがあればそれをしくことでもっと小さな力で動かすことが出来るのは「経験上」で皆知っています。

このようにコロでモノを移動させていた時代から、さらに車輪を発明して効率化を図ったのが新石器時代です。

コロを使っていた頃は、そのコロの上を荷物が通過すれば、コロをまた進行方向に移動してその上を走らせる必要がありました。

車輪とそれを構成する車軸、そして荷台があれば、効率的にモノを運搬させることができます。

紀元前4000年の頃のメソポタミア文明において、シュメール人は馬車を利用していました。

このように家畜が引く力を提供してくれることで、真価を発揮します。

車輪が人々の生活の中で浸透するには、この家畜の存在が大きかったのです。

そして自分の作業範囲からさらに車輪を使った行動変形を拡大するには、平坦な道が必要でした。

道の発展と物流の必要性、そして車輪は切っても切れない関係にありました。

安全に物を運び、人を運ぶとなれば、ショックを和らげるということも必要になりますよね。

かつてのシュメール人も車輪の外側に動物の皮を巻いて、クッションと保護に用いていました。

またバネなども利用していましたので、ショックアブソーバの働きをするものの起源と言えるでしょう。

人類は必要があれば、その解決のために発明をするものです。